漢語拼音方案の快速ガイド

漢語拼音方案

漢語の発音システム、拼音は1958年に中国政府に正式に採用された、ローマ字とローマ字変体を用いて漢語の発音を表すものです。今では、世界中で、漢語拼音は工業、商業貿易、遠距離通信などの領域で幅広く使用されております。漢語拼音は外国人が漢語をマスターするための手段として非常に重要な意味を持っています。

漢語は世界中で少ない単音節言語の一つで、一つの漢字には一つの音節しか発音がありません。例えば：Ai,(愛)は韵母元音“ai”と第四声を表す“｀”から成り立っています。また、Ren(人)、は声母輔音“R”、韵母元音“en”と韵母上方の升調から成り立っています。拼音は文字の通り、“音にする”、“発音にする”もしくは“ローマ化の発音”です。

漢語標準語、あるいは中華民族共通語、は21個の声母と38個の韵母(そのうちの3つは書写変体)から成り立っている。

1. 声母輔音の発音ガイド

拼音輔音

 発音要点
b 発音は“baseball”中の“b”の発音に近い。
c 発音は“tsunami”中の“ts”の発音に近い。
ch 発音は“chat”中の“ch”の発音に近いが、舌を少し丸めて、ふくらませる。
d 発音は“date”中の“d”の発音に近い。
f 発音は“fork”中の“f”の発音に近い。
g 発音は“gate”中の“g”の発音に近い。
h 発音は“hello”中の“h”の発音に近いが、発音部分は少し後ろで、気流がある。
j 発音は“Japan”中の“j”の発音に近い。
k 発音は“coke”中の“k”の発音に近い。
l 発音は“love”中の“l”の発音に近い。
m 発音は“mom”中の“m”の発音に近い。
n 発音は“note”中の“n”の発音に近い。
 p

発音は“pop”中の“p”の発音に近い。
q

発音は“check”中の“ch”の発音に近いが、舌を平たくする。気流は両側をりぬける。
r

舌は“love”中の“l”の発音をするときのように丸めて、舌先は少し上げるが歯周につけない。
s 発音は“sand”中の“s”の発音に近い。
sh 発音は“Shanghai”中の“sh”の発音に近いが、舌を少し上げて丸める。
t

発音は“tea”中の“t”の発音に近い。
x 発音は“sheep”中の“sh”の発音に近いが、舌を平たくする。気流は両側を通りぬける。
z 発音は“zoo”中の“z”の発音に近い。
zh 発音は“jet”中の“j”の発音に近いが、舌を少し丸めて、ふくらませる。
　 　
2. 韵母元音の発音ガイド
韵母元音

発音要点
a 発音は“far”中の“a”の発音に近い。
ai

発音は“Kaiser”中の“ai”の発音に近い。
an 発音は“tan”中の“an”の発音に近い。
ang 発音は“tang”中の“ang”の発音に近い。
ao 発音は“Lao”中の“ao”の発音に近い。
e

発音は“bet”中の“e”の発音に近い。
ei 発音は“May”中の“ei”の発音に近い。
en

発音は“den”中の“en”の発音に近い。
eng 発音は“sung”中の“sung”の発音に近い。
 i  b,d,j,l,m,n,p,xのあとなら発音は“bee”中の“ee”の発音に近い。c,ch,r,s,sh,z,zhのあとなら、“i”は元音休止符号だ。自ら音節が成り立つ場合、“i”は“yi”と書く。
ia 発音は“yeah”中の“yeah”の発音に近い。自ら音節が成り立つ場合、“ia”は“ya”と書く。
ian 発音は“yen”の発音に近い。自ら音節が成り立つ場合、“ian”は“yan”と書く。
iang 先に“yes”中の“y”の発音をして、そのあと“mango”中の“ang”の発音をする。自ら音節が成り立つ場合、“iang”は“yang”と書く。
iao 発音は“yowl”中の“owl”の発音に近い。自ら音節が成り立つ場合、“iao”は“yao”と書く。
ie 発音は“yeti”中の“ye”の発音に近い。自ら音節が成り立つ場合、“ie”は“ye”と書く。
in

発音は“in”の発音に近い。
ing 発音は“ding”中の“ing”の発音に近い。自ら音節が成り立つ場合、“ing”は“ying”と書く。
iong

先に“yes”中の“y”の発音をして、次に“note”中の“o”の発音をして、それから“ring”中の“ng”の発音をする。自ら音節が成り立つ場合、“iong”は“yong”と書く。
iou 発音は“yodel”中の“yo”の発音に近い。もし“iou”が声母のあとにあるなら、“iu”と読み、“iu”と書く。
o

発音は“dot”中の“o”の発音に近いが、口は小さめに開く。
ong

先に“dot”中の“o”の発音をして、それから“ring”中の“ng”の発音をする。
ou 発音は“boat”中の“oa”の発音に近い。
u 発音は“Zulu”中の“u”の発音に近いが、それより少し長い。自ら音節が成り立つ場合、“u”は“wu”と書く。
ua

発音は“watch”中の“wa”の発音に近いが、口は大きめに開く。
uai 発音は“why”の発音に近い。自ら音節が成り立つ場合、“uai”は“wai”と書く。
uan 発音は“want”中の“wan”の発音に近い。J,q,x,yのあとなら、舌を少し縮ませ、唇を丸くさせる。自ら音節が成り立つ場合、“uan”は“wan”と書く。
uang “w”から始まり、先に“when”中の“wh”の発音をして、次に“song”中の“ong”の発音をする。自ら音節が成り立つ場合、“uang”は“wang”と書く。
uei 発音は“wait”中の“wai”の発音に近い。前に声母があるとき、“uei”は“ui”と書く。自ら音節が成り立つ場合は“wei”と書く。
uen 先に“tut-tut”中の“u”の発音をして、それから“uncle”中の“un”の発音をする。j,q,x,yのあとなら、“when”、“uen”の発音に近い。前に声母があるなら、“un”と書く。自ら音節が成り立つ場合は“wen”と書く。
ueng

“uen”の発音に近いが、お尾に“ng”の音がある。自ら音節が成り立つ場合は“weng”と書く。
uo

発音は“wobble”中の“wo”の発音に近い。自ら音節が成り立つ場合は“wo”と書く。
ü 唇、舌は“u”の発音をするが、明らかに短く、口笛を吹くように発音する。j(u),q,(u),x(u)のあとなら、二つの点を省略して“u”と書くが、“u”とは読まない。“n”と“i”のあとなら“v”と書く。
üe

唇を丸く、口笛を吹くようにして、“u”のようにしてから“e”へと移り変える。発音は“yet”中の“ye”に近い自ら音節が成り立つ場合、“ve”は“yue”と書く。
üan 唇を丸く、口笛を吹くようにして、"ü" のようにしてから“an”へと移り変える。発音は“tan”中の“an”に近い。
ün 唇を丸く、口笛を吹くようにして "ü" のようにしてから“n”へと移り変える。発音は“in”中の“n”に近い。j(u),q(u),x(u)のあとなら、二つの点を省略して、“u”と書くが、“u”とは読まない。